いちごの名産地をいまいち理解していないので、しらべてみました。
農林水産省のHP経由で「e-stat 政府統計の総合窓口」というサイトをみつけ、いちごの令和2年産都道府県別の作付面積、10a当たり収量、収穫量及び出荷量のデータが羅列されていたので、整理してみました。
※ただし、主産県のデータのみになります。また、調査対象者は「調査対象品目を取り扱っている全ての農協等及び野菜生産出荷安定法(昭和41年法律第103号)第10条第1項に規定する登録生産者」とし、収穫量の8割がこれらで満たされない都道府県は、決められた方法で算出しているようです(難しくてよくわかりませんでした)。
作付面積
主産県の総作付け面積は5,020 haだそうです。
1位 栃木 518 ha (前年比 97%)
2位 福岡 435 ha (前年比 99%)
3位 熊本 305 ha (前年比 99%)
4位 静岡 292 ha (前年比 100%)
5位 長崎 268 ha (前年比 98%)
と続きます。栃木県と九州地方、東海地方で広くいちごが生産されているようです。
10a当たり収量
主産県の平均は3,170 kgだそうです。
1位 栃木 4380 kg (前年比 92%)
2位 佐賀 4,320 kg (前年比 99%)
3位 熊本 4,000 kg (前年比 99%)
4位 愛知 3,990 kg (前年比 104%)
5位 長崎 3,930 kg (前年比 96%)
と続きます。栃木県と佐賀県が高くなっています。
収穫量
主産県の総収穫量は159,200 tだそうです。桁がすごいですね。
1位 栃木 22,700 t (前年比 89%)
2位 福岡 16,400 t (前年比 98%)
3位 熊本 12,200 t (前年比 98%)
4位 長崎 10,500 t (前年比 95%)
5位タイ 静岡 10,400 t (前年比 98%)
5位タイ 愛知 10,400 t (前年比 104%)
と続きます。栃木県はずば抜けてますね。栃木県と東海地方と九州地方はいちごをよく作っていますね。
出荷量
主産県の総出荷量は146,800 tだそうです。こちらが生食用、加工用を含めて流通された量です。
1位 栃木 21,300 t (前年比 89%)
2位 福岡 15,600 t (前年比 98%)
3位 熊本 11,500 t (前年比 97%)
4位 長崎 10,100 t (前年比 94%)
5位 愛知 9,850 t (前年比 105%)
6位 静岡 9,720 t(前年比 98%)
と続きます。基本的に収穫量に比例しています。
まとめ
栃木県が日本一のいちごの産地であることが分かりました。次いで、九州地方と東海地方が多かったです。
ちなみに私の住んでいる関西のスーパーでは関西圏産のいちごと九州産のいちごをよく見かけます。関西では大規模にはいちごを作ってはいませんが、新しい品種を開発していたりもするので、付加価値・希少価値のあるいちごを作って、そういったいちごの産地として頑張っていってほしいです。
コメント