アクアポニックス、順調かと思いきや、大変なことになってしまいました。
反省の意と2.5から3cmくらいの小さなピンポンパールを飼い始めたい方が、自分と同じような失敗をしてほしくないと思い、今回書き残すことにしました。
今回はお魚の話だけになります。
経緯
ピンポンパールを導入して10日ほど経過しました。
このあたりで、ピンポンパールの調子が悪くなっていることに気づきました。3匹中2匹が水槽の下の方でじっとしていました。原因がわからなかったので、3匹とも塩浴を開始しました。
次の日、1匹の口の下に水泡ができていました。
薬浴する間もなく、次の日、その子は☆になってしまいました。
その後、残りの2匹は転覆病を発症してしまいました。
その数日後、もう1匹の子が☆になってしまいました。
体が大きな子が残り、尾ぐされ病を発症していたので、24時間のエルバージュエースの薬浴、7日間のグリーンFゴールドの薬浴を行いました。転覆病(浮くタイプ)が治ってきて水中を泳ぐことができるようになりました。やった!元気になってきた!🙌
…と思ったその矢先、☆になってしまいました😢
原因と反省
考えられる原因を、以下に羅列していきます。
餌をあげすぎた
ピンポンパールを早く大きくしたかった、野菜の栄養をたくさんにしたかったので、餌をあげすぎていたようです。そのせいで、ピンポンパールは消化不良を起こし、さらに余った餌で水は汚れ、ピンポンパールが体調を崩す環境を作ってしまったのだと思います。
ろ過を過大評価していた
熱帯魚と同じように考えていたのですが、思っていた以上に金魚は水を汚すみたいで、亜硝酸が少し検出されていました。このことから生物ろ過、物理ろ過が間に合っていなかったのだと思います。あとで調べて分かったのですが、アクアポニックスでは、アンモニア、亜硝酸、硝酸塩が検出された時点で循環がうまくいっていないと認識したほうがいいみたいです。
水槽立ち上げ直後で、水ができあがっていなかった
上で述べたように生物ろ過がうまくいってなかった、つまりバクテリアが不安定だったようでした。その証拠に水槽のガラス面に茶苔が発生し、水面に油膜が発生していました。
糞や残り餌が底床にたまっていたのがわからなかった
ピンポンパールを導入して1週間ほどで底床掃除をしたときに、思っていたより底床から茶苔や糞がかなり出てきました。底床材に五色石を使っていたので、わかりにくかったです。
ピンポンパール(特に小さい子)は金魚のなかでも弱い。小さいほど免疫力が低い
混泳させていたオトシンクルスネグロ、カバクチカノコガイは元気だったので、おそらく今回のような約3か月のピンポンパールは毒に対しての耐性・免疫がまだ十分ではなかったんだと思います。体長3cmの子より2.5cmの子たちがすぐに☆になったことから、体が小さいほど弱かったのだと思います。
エアレーションの水流で体力が消耗した
あとで調べて分かったのですが、エアレーションがおこす水流はピンポンパールにはタブーらしいです。水流に巻き込まれてかなり体力を消耗するようです。特に塩浴と薬浴中にもエアレーションに巻き込まれていたので、それも原因だったのかもしれません。特に最後の子は転覆が改善して沈めるようになってからエアレーションに巻き込まれていたので、今思えば、エアレーションを弱めればよかったと思います。
改善策
餌はお魚の目の大きさくらいにする
適切な餌の量がわからなかったので調べました。調べてみると額の大きさや目の大きさ程度と書いていました。なるべくあげすぎないように、多くても目の大きさくらいのえさの量を1日1回にするようにします。マツモを入れることにするので、餓死することはないと思います。
ろ過器を強化する
金魚水槽によく使われる投げこみ式フィルターをいれることにしました。また、野菜ベッドに水をくみ上げる水中ポンプもより強いものにすることにしました。
水を出来上がらせる
茶苔だらけの水槽を一度洗い、ほかの水槽の出来上がっている飼育水を入れて水槽を立ち上げることにしました。
ベアタンク(底床材なし)にする
糞や食べ残しをわかりにくくし、掃除が煩わしくなる砂利はなしにすることにしました。
エアレーションを弱くする
ピンポンパールは泳ぎが下手なので、ハーフムーンベタと同じレベルの水流(エアレーション)にすることにしました。
水の汚れに気をつける
金魚は底に沈んでるものを食べる癖があるので、できる限り毎日底にたまった糞を片付けることにします。アンモニア、亜硝酸、硝酸塩も定期的に検査します。将来的には大きな水槽にして、糞を口にする機会を減らしたいと思います。
まとめ
悲しいことになってしまいました。
長生きさせられんでごめん😢色々とおしえてくれてありがとう😿
☆になってしまった子たちの死を無駄にしないために、同じくピンポーンパールでやり直すことにしました。
次回、再始動編です
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