前回リーフレタスの育ちが悪かったので、一度、生育環境をチェックしてみることにしました!インターネットで調べてみると、どうやら野菜を育てるにはpHとECが重要らしいです😐…野菜の栽培におけるpHとECとは?ちょっと詳しく調べてみました。
pHとは
pHは酸性やアルカリ性の指標で、1~14の数値で示されます。7が中性で、これより数値が低いと酸性(お酢やレモンの汁など)、高いとアルカリ性(石鹸水など)になります。
では、pHが野菜の栽培にはどう重要なのかを調べたところ、水耕栽培専門店エコゲリラさんによると肥料の効き方に重要なようです(pH5~7の弱酸性が良い)。
pHはそこまで大きく変わる要因は少なそうなので、水耕栽培の場合は肥料を正しい用量で使えば問題ないかなと思います。アクアポニックスの場合は色々と調整する必要があるかもしれません。
ECとは
ECとは、electric conductivity(電気伝導度)のことで、野菜栽培の場合は「肥料の濃度」を示すようです。水耕栽培専門店エコゲリラさんによると、このEC値(肥料の濃度)は高ければ高いほうがいい、というわけではなくて、野菜ごとに適正値があるようです。つまり、肥料を与えれば与えるほどいいってわけではないようです。
これを見ると、いちごってほかの作物に比べて低めがいいんですね🍓😛勉強になります!
pHとECを測定してみた
現在リーフレタスのアクアポニックスをやっていますが、室内園芸の専門店 Tree people『ツリーピープル』さんによると、リーフレタスは、pHが5.5~6.8、ECが2.0~2.5 mS/cmがいいようです。
アクアポニックスでこの数値を満たしているかどうか気になりますよね。なので、水耕栽培や、熱帯魚水槽とともに測定してみました!
今回、pHとECは以下の商品で測定することにしました!
※補足:出荷前に校正されているようで、こちらで校正はいらないようです。何度も使ってると校正は必要になると思います。そのときは標準液を買いましょう!
では結果をお見せします!
今回重要となる水耕栽培、アクポニ水槽、リーフレタスの理想(赤色太字)を比較していきます。
水耕栽培の場合、リーフレタスの理想値は、pHだと5.5~6.8、ECだと2.0~2.5です。なので水耕栽培もアクポニもこの範囲内に収まれば、適切な環境といえます。
まず、実際の水耕栽培を見てみると、pHは6.25、ECは2.98です。pHは適正値で、ECは少し高めですが大体適切な環境ではないでしょうか。このまま続けて問題はなさそうです。
一方、アクポニ水槽はpH7.77とやや高く、ECは0.44とかなり低くなっています。ほかの水槽のpHも7.91、7.53と同程度のpHなので、水槽は水耕栽培に比べて高めのpHになるようです。アクポニ水槽には牡蠣殻を入れている(pHをアルカリ性に傾ける可能性があるもの。金魚のために入れています。)ので、取り除くのはアリかもしれません。
ECに関しては 0.44 でしたが、ほかの水槽も0.47、0.38とほとんど変わりませんでした。ただ、小さいピンポンパール3匹を40Lという大きな水槽に入れて、ほかの小さな水槽のEC値(肥料濃度)とほとんど変わらないので、やはり金魚のフンの量は多いんだろうなということがわかります!ピンポンパールがもっと大きくなればこの数値が高くなると思うので、今後のピンポンパールの成長に期待です!
にしても、アクポニ水槽のECの値は0.44と低いですね。ECが0.6~1.2でよい、いちごの栽培のほうが向いているかも…!?🍓😛面白くなってきました。
まとめ
今回初めて水耕栽培でデータをとってみましたが、かなり興味深いデータが得られました。やはり数値化するとわかりやすいですね。また、ECの値と硝酸塩の量に相関性があるかも気になりますね。
この結果をもとに次の改善点が見えてきたのでピンポンパールの健康を第一に、調整できるところは調整していきたいと思います!🔥
…いちごのアクアポニックス、面白そう😏🍓
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